2022.07.28
2022年 7月 27日 岐阜県岐阜市 I邸 築60年 現状調査
〈樋横壁剝がれ・雨漏り〉
ベランダの軒先の壁がはがれてきているので見に来てほしいと依頼がありました。
これは外壁の爆裂という症状になります。軒天に水が入り込んでいました。雨漏りの原因です。
コンクリート爆裂とは
建築物が古くなってくるとコンクリートの壁面にもクラック(ひび割れ)が発生します。
発生したクラック(ひび割れ)には、雨水や空気が侵入しやすくなり、そのためコンクリート内部の鉄筋が錆びてきます。
錆始めた鉄筋は次第に体積を膨張させます。
この鉄筋の体積増加によってコンクリートは内部から破裂します。
この現象を爆裂と呼び、破裂した部分をコンクリート爆裂といいます。
このような状態になると雨や台風によって劣化が早まります。
早めに直すことをお勧めいたしました。
軒樋受け設置部分の劣化
爆裂部分に苔が張り付いていました。
瓦も2枚ほどずれているのが見つかりました。